知らないと損!シミ取りレーザーは保険適用になる?見分け方と賢い選び方
はじめに
「シミを消したいけど、レーザー治療は高そう…」「シミ取りって、保険が効くって聞いたけど本当?」
シミの悩みは尽きないものですが、治療にかかる費用が気になる方は多いですよね。シミ取りレーザーは、美容目的の自由診療というイメージが強いかもしれませんが、実は、シミの種類によっては保険適用になる場合があります。
この記事では、シミ取りレーザー治療が保険適用になる条件と、保険診療と自由診療の費用や内容の違いを分かりやすく解説します。シミ治療で後悔しないための、クリニックの賢い選び方もご紹介します。
1. シミ取りレーザーが保険適用になるのは「病気」と診断された場合
シミ取りレーザー治療が保険適用になるかどうかの最大のポイントは、そのシミが**「病気」と診断されるかどうか**です。
保険適用になるシミの代表例:
脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう): 俗にいう「年寄りイボ」と呼ばれるもので、盛り上がったシミです。
太田母斑(おおたぼはん): 顔の片側にできる青っぽい色素斑。
異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん): お尻以外の部分にできる青いアザ。
これらのシミは、治療が必要な「病気」とみなされるため、皮膚科でのレーザー治療が保険診療の対象となります。
注意点:
医師の診断が必須: 自己判断で「これは保険適用になるシミだ」と決めつけず、必ず皮膚科を受診し、医師の診断を受けましょう。
クリニックの対応: 保険適用となるシミでも、美容皮膚科の中には保険診療を行っていないクリニックもあります。事前に確認が必要です。
2. 「美容目的」のシミは保険適用外(自由診療)
一方で、多くの人が悩んでいる、美容目的のシミは保険適用になりません。
保険適用外(自由診療)になるシミの代表例:
老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん): 紫外線が原因でできる、平らな茶色いシミ。
そばかす(雀卵斑:じゃんらんぱん): 遺伝性の小さな斑点。
肝斑(かんぱん): 頬骨のあたりに左右対称にできる薄いシミ。
これらのシミの治療は「病気を治す」ではなく「美しくする」ことを目的としているため、全額自己負担の自由診療となります。
3. 保険診療と自由診療の費用と内容の違い
項目 | 保険診療(皮膚科) | 自由診療(美容皮膚科) |
対象 | 病気と診断されたシミ | 美容目的のシミ |
費用相場 | 1つのシミにつき5,000円〜15,000円程度(3割負担の場合) | 1つのシミにつき10,000円〜30,000円程度(クリニックにより変動) |
治療内容 | Qスイッチレーザーなど、治療効果を重視したレーザーが主 | ピコレーザー、光治療(IPL)、レーザートーニングなど、ダウンタイムや肌全体の改善も考慮した治療法が豊富 |
メリット | 費用が安い | 専門的な治療法が豊富で、最新の機器で治療できる |
デメリット | 対応しているクリニックが限られる、治療法が限定的 | 費用が高額になる |
4. シミ治療で後悔しないための賢いクリニック選び
シミの種類や目的によって、選ぶべきクリニックは変わります。
まずは皮膚科を受診しよう!
自分のシミが何なのか分からない、保険適用になるか知りたい場合は、まずは一般的な皮膚科を受診しましょう。医師がシミの種類を診断し、保険適用になるかどうかを判断してくれます。
もし保険適用外でも、「美容皮膚科でこういう治療が受けられますよ」と紹介してくれる場合もあります。
美容皮膚科はカウンセリングを重視する!
美容目的でシミ取りを考えている場合は、複数のクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
あなたの肌質や悩みに合った治療法を提案してくれるか、料金体系が明確か、施術後のアフターフォローは充実しているかなどを確認し、信頼できるクリニックを選びましょう。
まとめ
シミ取りレーザーは、シミの種類によって保険適用になるかどうかが決まります。あなたのシミが何なのかを知ることが、賢く、そして納得のいく治療を受けるための第一歩です。
まずは皮膚科で診断を受け、その上で自分の目的に合ったクリニックを選び、理想の肌を手に入れてください。