美容皮膚科と皮膚科、どっちに行けばいいの?判断基準を徹底解説
「ニキビを治したいけど、皮膚科と美容皮膚科、どっちに行けばいいんだろう…?」
「シミを消したいけど、保険が効くのはどっち?」
肌の悩みがあるとき、どこに相談すればいいのか迷いますよね。一見似ているようで、実は目的や治療方法が大きく異なる「皮膚科」と「美容皮膚科」。
今回は、あなたの肌の悩みに合わせて、どちらに行くべきかを判断するための基準を分かりやすく解説します。
「皮膚科」は病気を治すところ
皮膚科の主な役割は、皮膚にできた**「病気やトラブル」を治療すること**です。健康保険が適用される治療が中心となります。
どんな悩みにおすすめ?
ニキビやアトピー性皮膚炎
湿疹、かぶれ、じんましん
イボ、水虫
やけど、切り傷
乾燥肌
など、**「肌の健康」**に関する悩みが対象です。
治療の特徴
保険適用: ほとんどの治療に健康保険が使えます。
目的: 症状を改善し、健康な状態に戻すこと。
治療法: 塗り薬や飲み薬の処方がメインです。
「美容皮膚科」は美しさを追求するところ
美容皮膚科の主な役割は、**「肌をより美しくする」**ことです。健康保険が適用されない自費診療が中心となります。
どんな悩みにおすすめ?
シミ、そばかす、肝斑
シワ、たるみ
毛穴の開き、ニキビ跡
医療脱毛、多汗症治療
肌のトーンアップ
など、**「見た目の美しさ」**に関する悩みが対象です。
治療の特徴
自費診療: ほとんどの治療に保険が使えません。
目的: 積極的なアプローチで、肌を理想の状態に近づけること。
治療法: レーザー治療、光治療(フォトフェイシャルなど)、ヒアルロン酸注射、ピーリングなど、専門的な施術が中心です。
結局どっちに行けばいい?判断基準のチェックリスト
あなたの悩みが、以下のどちらに当てはまるかチェックしてみましょう。
☑️ チェック1:その悩みは「病気」ですか?
ニキビや湿疹、アトピー性皮膚炎など、かゆみや痛み、赤みなどの症状がある場合は、まず**「皮膚科」**に行きましょう。健康保険が適用される治療で、症状を落ち着かせることが優先されます。
☑️ チェック2:その悩みは「見た目を良くしたい」というものですか?
ニキビ跡を消したい、シミやシワをなくしたいなど、**「美容目的」の場合は、「美容皮膚科」**がおすすめです。最新の医療機器を使った施術で、より効果的な改善が期待できます。
☑️ チェック3:両方行っても大丈夫?
ニキビ治療で症状が落ち着いた後、残ってしまったニキビ跡は、皮膚科では対応できないことが多いです。その場合は、美容皮膚科でレーザー治療などの相談をしてみましょう。
まとめ
肌の病気やトラブルを治したいなら、まずは**「皮膚科」**へ。
肌をより美しくしたいなら、**「美容皮膚科」**へ。
迷った時は、「治す」か「美しくする」か、目的をはっきりさせることが判断の鍵になります。まずは、かかりつけの皮膚科に相談してみるのも良いでしょう。