ホクロ除去に保険は効く?美容皮膚科との違いを徹底解説


「ホクロを取りたいけど、保険は使えるの?」
「美容皮膚科と皮膚科の違いがわからない…」

ホクロ除去は、目的によって“保険が適用されるかどうか”が大きく変わる施術です。
この記事では、医療費を無駄にしないために知っておきたい、
ホクロ除去の保険適用条件・費用相場・美容皮膚科との違いを詳しく解説します。


🩺 ホクロ除去に保険が適用されるケース

ホクロ除去が保険の対象になるのは、「治療が目的」と判断される場合のみです。

✅ 保険が適用される具体例

  • ホクロが**悪性(皮膚がんの疑い)**の可能性がある

  • 出血・痛み・かゆみなどの症状がある

  • 衣服や髭剃りに引っかかるなど、生活に支障がある

  • 医師が「切除が必要」と診断した場合

このような場合、**保険診療(3割負担)**で除去可能です。


💰 保険適用時の費用目安

処置内容 自己負担(3割負担) 備考
メスによる切除+縫合 約2,000〜5,000円 病理検査費を含む場合あり
電気メス・レーザー除去(治療目的) 約1,000〜3,000円 サイズ・部位による
病理検査(悪性判定のため) 約2,000〜4,000円 任意で追加されることも

※初診料・再診料は別途数百円程度。


💄 美容目的の場合は「自由診療(保険適用外)」

「見た目を良くしたい」「メイクで隠れる位置のホクロを取りたい」など、
美容目的の除去は保険適用外となり、自由診療扱いになります。

💰 自由診療時の費用相場

施術方法 価格の目安(1個あたり) 特徴
炭酸ガスレーザー 5,000〜15,000円 傷跡が目立ちにくい。小さいホクロ向き
電気メス(高周波) 5,000〜12,000円 平らなホクロに効果的
切除縫合法 10,000〜30,000円 根が深い・大きなホクロに適応
シミ・ホクロ複合治療 15,000円〜 美肌治療を兼ねるプランもあり

※美容皮膚科では1mm単位で料金が決まることもあります。


🏥 保険診療と美容皮膚科の違い

項目 保険診療(皮膚科) 美容皮膚科(自由診療)
目的 医学的治療(病変除去) 美容・審美改善
費用 保険3割負担(数千円) 自費(5,000円〜)
施術方法 メス・電気メス中心 レーザー・高周波など
仕上がり 傷跡が残ることもある 傷跡が目立たないよう調整可
検査の有無 病理検査あり(悪性疑い) 基本なし
予約 当日・保険証でOK 事前予約・カウンセリング必須

つまり、
👉 治療目的 → 皮膚科(保険適用)
👉 美容目的 → 美容皮膚科(自由診療)
という選び方が基本です。


💡 ホクロ除去前に確認すべきポイント

  1. ホクロの形や色に変化がないか確認
     → 色が濃くなった・出血する・大きくなる場合は、早めに皮膚科へ。

  2. 医師の診断を受けてから決める
     → 「まず皮膚科で診断 → 美容皮膚科で除去」の流れが安心。

  3. 傷跡のリスクを理解しておく
     → メス切除は縫合跡が残る可能性あり。レーザーなら目立ちにくい。

  4. 日焼け・刺激を避ける
     → 除去後の色素沈着を防ぐために、紫外線対策が必須。


🧭 まとめ:保険適用の条件を知って賢く選ぼう

目的 適用 費用の目安 相談先
治療目的(悪性・炎症など) 保険適用 数千円 一般皮膚科
美容目的(見た目改善) 保険外 5,000〜30,000円 美容皮膚科

ホクロ除去は、“目的”で保険の扱いが180度変わる治療です。
まずは皮膚科で医師の診断を受け、
その後に美容皮膚科で仕上がりや料金を相談するのが最も安全で確実な方法です。

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