美容皮膚科と皮膚科でのレーザー脱毛の違い|医療脱毛の本当の選び方


「レーザー脱毛を受けたいけど、美容皮膚科と皮膚科では何が違うの?」
そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

どちらも“医療脱毛”を行う場所ですが、設備・医師の専門性・料金・アフターケアなどに明確な違いがあります。
この記事では、美容皮膚科と一般皮膚科でのレーザー脱毛の違いを徹底比較し、あなたに合った選び方をわかりやすく解説します。


医療脱毛とは?まず基本をおさらい

医療脱毛とは、医療用レーザーを使って毛根の細胞を破壊し、永久脱毛効果を得る施術のこと。
エステサロンの「光脱毛(IPL脱毛)」とは異なり、医師や看護師が施術を行う医療行為です。

つまり、レーザー脱毛は医療機関でしか受けられないというのが大前提です。
その中でも、「美容皮膚科」と「皮膚科」での違いを見ていきましょう。


美容皮膚科と皮膚科のレーザー脱毛の主な違い

比較項目 美容皮膚科 一般皮膚科
目的 美容・美肌を目的とした脱毛 医療・皮膚疾患治療の一環としての脱毛
導入機器 最新の脱毛レーザーを複数導入していることが多い 医療用レーザーは1種類のみの場合が多い
医師の専門性 美容医療に特化した医師 皮膚疾患の診断・治療を専門とする医師
施術環境 美容目的に最適化された快適な空間 診療中心のシンプルな環境
料金体系 自由診療(プランやコース制が多い) 保険外の自費診療だが、シンプルな料金設定
アフターケア 美肌治療や鎮静パックなどオプションが豊富 必要最低限の処置(薬の処方など)

美容皮膚科でのレーザー脱毛の特徴

✅ 美肌ケアとセットで行える

美容皮膚科では、脱毛後の肌荒れ予防や美白ケアにも重点を置いています。
脱毛と同時に「美肌治療」「ピーリング」「保湿ケア」を組み合わせることで、
ツルすべ肌をキープしながら脱毛が可能です。

✅ 最新機器によるスピーディーな施術

複数のレーザー機器を導入していることが多く、
肌質や毛質に合わせてレーザーを使い分けることができます。
痛みを軽減できる冷却機能付きレーザーなども充実。

✅ 痛みや肌トラブルにも柔軟に対応

赤みや炎症が起きた際も、その場で薬の処方や美肌治療が受けられるため安心です。


一般皮膚科でのレーザー脱毛の特徴

✅ 医学的根拠に基づいた安全な施術

皮膚科医は肌トラブルの診断に長けているため、ニキビ・アトピー・敏感肌の人でも安心して相談できます。
ただし、美容目的というより「毛嚢炎(もうのうえん)」や「多毛症」など、
医療的な理由で脱毛を行うケースが中心です。

✅ シンプルで良心的な料金設定

美容皮膚科のようなキャンペーンやプランは少ないものの、
1回ごとの支払いで気軽に試せるところが多いのも特徴です。

✅ 脱毛以外の肌トラブルにも対応

脱毛後に肌荒れが起きた場合でも、診療として治療できる点は大きな強みです。


どっちを選ぶべき?目的別おすすめ

目的・悩み おすすめ
美白・美肌も一緒に叶えたい 美容皮膚科
痛みを最小限にしたい 美容皮膚科(最新機器あり)
肌トラブルや皮膚疾患が心配 一般皮膚科
コストを抑えて脱毛したい 一般皮膚科
トータルで美容ケアをしたい 美容皮膚科

費用相場の比較(1回あたりの目安)

部位 美容皮膚科 一般皮膚科
ワキ 3,000〜5,000円 2,000〜4,000円
顔全体 15,000〜25,000円 10,000〜20,000円
VIO 20,000〜40,000円 15,000〜30,000円
全身 150,000〜300,000円 100,000〜250,000円

医療レーザー脱毛を受ける前に確認すべきポイント

  1. 医師の在籍とカウンセリングの有無

  2. 使用しているレーザー機器の種類(アレキサンドライト・ダイオードなど)

  3. 麻酔や冷却装置の有無

  4. アフターケアや再診の体制

  5. 契約形態(都度払い/コース制)


まとめ:美容目的なら美容皮膚科、肌質重視なら皮膚科

美容皮膚科と一般皮膚科のレーザー脱毛は、
どちらも医療行為として安全性が高い施術ですが、目的によって向き・不向きがあります。

  • 美肌と脱毛を両立したい → 美容皮膚科

  • 肌トラブルを避けたい・治療目的も兼ねたい → 皮膚科

医療レーザー脱毛は、一度完了すれば長期間自己処理が不要になり、コスパの高い美容投資です。
信頼できる医療機関を選び、自分の肌に合った方法でムダ毛の悩みを解消しましょう。