美味しいパスタの茹で方|「なぜ?」を科学する完全ガイド
パスタはただ茹でればいい?と思っていませんか
パスタを茹でるのは簡単そうですが、「なぜたっぷりの水が必要なの?」「塩はいつ入れるの?」など疑問は多いものです。実は少しのコツで、家でもレストラン並みに美味しいパスタを作ることができます。
たっぷりの湯が必要な理由と実は少なくてもOKな理由
一般的なレシピでは「パスタ100gに対して水2L」と書かれています。しかし実験では、100gのパスタなら1L、200gでも1.5Lで十分に美味しく茹でられることがわかっています。
なぜ多くのレシピでたっぷりの湯を推奨するのか?
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パスタ同士がくっつくのを防ぐ
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湯の温度が下がりにくい
この2点ですが、少ない湯でも2回のかき混ぜタイミングでくっつきを防げます。
混ぜるタイミング
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パスタを投入して全体が湯に浸かるように混ぜる
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湯が白く濁ってきたとき、パスタ同士を離すように優しく混ぜる
これだけで少ない湯でも十分美味しく茹でられます。
塩はなぜ入れる?量とタイミング
塩はパスタに下味をつけるため。水1.5Lに対して15gが目安です。入れるタイミングは水と一緒でも沸騰後でもOKで、どちらでも味に差は出ません。
塩の効果で表面のアルデンテ感も出ますが、大量の塩を入れる必要はなく、家庭では味付け目的の適量で十分です。
茹でるときの火加減
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最初:激しく沸騰している状態で投入
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茹で中:ゆらゆら沸騰する程度に調整
強火でパスタを激しく動かすと、表面のデンプンが剥がれ落ち旨味が減ってしまいます。最初だけ強火、茹でている間は中火がコツです。
美味しく茹でるためのまとめ
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水は少なめでもOK、かき混ぜタイミングが重要
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塩は下味として、量は少なめで十分
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最初は強火、茹で中は中火で優しく茹でる
この方法を実践すれば、家庭でもレストランのようなプリッとしたパスタが楽しめます。