💰 EMSで中国からの荷物にかかる関税はいくら?【課税基準と支払い方法】を徹底解説


中国からのEMS(国際スピード郵便)を利用した個人輸入や、海外通販での購入が増える中、「関税はかかるの?」「いくらになるの?」と心配になる方も多いでしょう。特に中国からの貨物は、アパレルや雑貨など多岐にわたるため、関税がかかる基準正確な計算方法を知っておくことは、思わぬ出費を避けるために非常に重要です。

この記事では、EMSで中国から輸入される荷物に対して関税が課税される基準、具体的な税率の計算方法、そして税金が発生した場合の支払い方法について、複雑なルールをわかりやすく解説します。

1. 関税がかかるかどうかの大前提:課税価格の基準

関税や消費税(輸入消費税)は、「課税価格」を基準として計算されます。この課税価格が一定の金額を超えるかどうかが、税金がかかるかどうかの最初の分かれ目です。

(1) 「個人使用目的」の場合の優遇措置(最も重要!)

個人が自分自身で使用するために輸入する荷物(個人輸入)には、**「少額輸入貨物の特例」**という優遇措置が適用されます。

課税価格の基準税金概要
20万円以下課税対象外一般の輸入(商業目的など)の場合の基準。
1万円以下免税個人使用目的の場合の基準。課税価格が1万円以下であれば、原則として関税・消費税は免除されます。

つまり、個人で利用する目的であれば、課税価格が1万円を超えた場合にのみ、関税や消費税の対象となります。

(2) 課税価格の計算方法

「課税価格」は、単なる商品代金ではありません。以下の計算式で求められます。

$$\text{課税価格} = (\text{商品代金} \times 0.6) + \text{国際送料}$$

ポイント:

  • 商品代金に0.6を乗じる(60%ルール): 個人輸入の特例として、商品代金の60%が課税対象となります。

  • 国際送料が加算される: 実際に中国から日本へ荷物を運ぶためにかかった国際送料も課税価格に含まれます。

【具体例】

  • 中国からの商品代金:15,000円

  • 国際送料(EMS代):2,000円

$$\text{課税価格} = (15,000 \times 0.6) + 2,000 = 9,000 + 2,000 = 11,000 \text{円}$$

この場合、課税価格は1万円を超えているため、関税・消費税の対象となります。

2. 関税の具体的な税率と計算

課税価格が1万円を超えた場合、次に品目に応じた関税率が適用されます。中国からの輸入で特に注意が必要な品目を解説します。

(1) 税率が高い品目(注意が必要なもの)

中国からの輸入で多く、かつ関税率が高い傾向にあるのが以下の品目です。

品目関税率の目安備考
ニット製品7.9%〜10.9%程度素材(ウール、化学繊維など)によって変動します。
革靴8%〜30% または 4,300円/足の高い方税率の計算が複雑で、高額になりやすいです。
織物製の衣類(コート、ジャケットなど)9.1%〜12.8%程度同様に素材や種類によって変動します。

(2) 免税または無税の品目

以下の品目は、関税がかかりません(ただし、輸入消費税は課税されます)。

  • 食料品の一部

  • 機械類(電子部品、パソコン、スマホなど)

  • おもちゃ、フィギュア

  • 家具の一部

(3) 実際に支払う税金の計算

実際に支払う税金は、関税輸入消費税の合計額です。

  1. 関税額の計算:

    $$\text{関税額} = \text{課税価格} \times \text{品目ごとの関税率}$$
  2. 輸入消費税額の計算:

    $$\text{輸入消費税} = (\text{課税価格} + \text{関税額}) \times 10\% (\text{国税} 7.8\% + \text{地方税} 2.2\%)$$

    *現在の税率は10%(標準税率)で計算します。

💡 具体例(衣類の場合):

  • 課税価格:11,000円

  • 関税率:10%と仮定

  1. 関税額: $11,000 \times 10\% = 1,100 \text{円}$

  2. 輸入消費税額: $(11,000 + 1,100) \times 10\% = 12,100 \times 10\% = 1,210 \text{円}$

支払う合計額: $1,100 \text{円} (\text{関税}) + 1,210 \text{円} (\text{消費税}) = 2,310 \text{円}$

3. 関税・消費税の支払い方法

関税や消費税が発生した場合、荷物が自宅に届く前に、税関からのお知らせが届くか、配達時にその場で支払うかのどちらかになります。

(1) 配達時に支払い(最も多いケース)

EMSの場合、税関検査で課税が決定されると、日本郵便が荷物を受け取り、配達時に徴収する形式が最も一般的です。

  • 支払い方法:

    • 荷物を持ってきた配達員に現金で直接支払います

    • 事前に郵便局に連絡すれば、再配達時にキャッシュレス決済(例:スマホ決済など)で支払える場合もありますが、基本は現金を用意しておきましょう。

(2) 納付書が届いて支払い

高額な荷物や手続きに時間のかかる荷物の場合、税関から**「国際郵便物課税通知書」**が先に郵送されます。

  • 支払い方法:

    • 通知書に記載された銀行口座へ振り込む

    • 郵便局の窓口で支払う

支払いが確認されるまで、荷物は郵便局で保管されます。

4. まとめ:EMS関税の重要ポイント

中国からのEMS荷物で関税・消費税を考える上で、最も重要なポイントは以下の2点です。

  • 課税の基準: 個人使用目的の場合、「(商品代金×0.6)+国際送料」課税価格が1万円を超えるかどうか。

  • 支払い方法: ほとんどの場合、配達に来た郵便局員に現金で直接支払うことになります。

事前に概算を把握しておき、スムーズな受け取りができるよう、準備しておきましょう。



EMSの通関手続中が長い!中国からの荷物で2回・4回が長引く理由と対策


このブログの人気の投稿

佐川急便の退職金制度は廃止?確定拠出年金への移行と計算方法

美容皮膚科と皮膚科のリスク説明の違い

楽天トラベルの領収書が印刷できない・発行できない時の解決策!スマホ・PC別の対処法と経費精算のコツ